適正な仕入れ価格での利益を知ろう

LISTIQリサーチでは、販売価格だけでなく、購入価格も適切なものに置き換えて、利益を再計算する機能を提供します。具体的には、購入価格を過去3ヶ月の最安値へ置き換える機能を提供します。

これは、前ページの最頻価格での利益計算の説明で述べたことと同じように、利益商品かの判断は、今現在のスプレッドシート上の仕入れ価格からだけでは困難のためです。

Amazonの販売価格が変動するのと同じように、仕入れ国のAmazonの価格も変動します。今現在は一時的に高値がついていても価格が戻った時に利益が取れる商品は多くあります。

目次

購入価格を過去の最安値に置き換え

次の手順で、選択中の商品の「購入価格」列を、過去3ヶ月の中での最安値に置き換え、利益の再計算ができます。

  1. スプレッドシート上で対象となる商品を選択(範囲選択・複数選択可)します。
  2. ドロップダウンメニューの中で「過去の購入価格に」がチェックされていることを確認して、(価格の置き換え)をクリックしてください。
  3. 「購入価格」が3ヶ月間の最安価格に置きかわり、利益が再計算されます。
  • 置き換わった「購入価格」と「現地価格」はオレンジ色の文字色になります
  • 元の購入価格に戻す場合は、をクリックして最新の価格取得するか、「購入価格」の値を直接書き換えてください
置き換え前(現在の価格は$34.96で、利益率は0.08と低い)



置き換え後(3ヶ月の最安値が$22.00で、利益率は0.3まで上昇)

購入価格を過去の最安値に置き換え(ヨーロッパAmazon)

この内容は欧米輸入SP版のみの機能になります

上記の手順ではamazon.comの価格のみを過去の最安値に置き換えます。ヨーロッパAmazonの価格も置き換える場合には、「過去の購入価格に(欧州)」にチェックを入れて実行してください。

  • 実行には1商品あたりKeepa APIのトークンを3消費します
  • 「購入先(LINK_LOWEST)」列に指定されている国のみを対象に最安価格を取得します
  • ヨーロッパAmazonでFBAセラーがいない場合には「購入先」をUSに変更します

利益で除外をしよう

ここで説明した「購入価格を最安値へ」に加えて、前に説明した「値上がりの販売価格を最頻値に」を全てオンにして「価格の置き換え」を行うと、今現在のスナップショットではなく、今後の値動きも考慮した上での期待できる利益が算出できます

これは除外に活用することができます。この置き換えをした後に、利益・利益率でフィルタリングを行い、一定の利益以下の商品だけを表示すれば、「今後値動きがあったとしても利益が取れない商品」のみを除外することができます。

「価格の置き換え」後に、利益・利益率の低いものだけをフィルタ表示

この利益での除外を除外の手順に含める場合には、STEP2(販売数での除外)とSTEP3(商品の確認)の間に実行します。

このように今登録されている仕入れ先での利益を使って除外することは、これ以上仕入れ先を探さないということです。Amazonと併せてメーカー・卸・ショップなど別の仕入れ先を探すリサーチを行う場合は、次のようにフィルタ条件を設定して、除外候補を表示することをお勧めします。

  • マイナスなど、極端に低い利益率の商品だけを抽出する
  • 利益率に加えて、平均販売数でもフィルタをかけ、利益率・販売数が共に低い商品だけを抽出する

これは、どこから仕入れるにしてもAmazonの価格は一つの指標になっており、あまりにかけ離れた金額での仕入れは難しいこと、販売数が低い商品はメーカーなどから求められるような大きなロットで仕入れが難しいこと、からです。

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