ランキンググラフがない商品が売れているか判断しよう

LISTIQリサーチでは、KeepaグラフおよびKeepa APIから取得した過去の販売数を用いて、その商品の需要を判断します。

しかし、

  • (セルに表示される)Keepaグラフがない
  • Keepaグラフの中にランキンググラフがない
  • ランキンググラフはあるが、スプレッドシート上の販売数の空欄

にも関わらず、実際には売れている商品も多くあります。

ここでは、このようにデータには反映されていないが、売れている商品を掬い上げるために方法を説明します。

ランキンググラフのない商品だけを表示する

画像のように、「需要/競合/利益」フィルタの中、「月間販売数」の上限に「0」を入力し、実行ボタンをクリックします。

LISTIQリサーチでは上限は「未満」の扱いとなっているので、スプレッドシート上の3ヶ月平均の販売数が0以上のものが非表示になり、結果、販売数が空欄のもの(=Keepaのランキンググラフから販売数が取得できていないもの)のみが表示されます。

その他のデータを使ったさらなる絞り込み方法

ランキンググラフのない商品から実際には売れている商品を探していくには、基本的には詳細なKeepaグラフ(グラフ画像をクリックして表示する)を一つずつ見ていくことになります。ただし、大量の商品を登録した場合には大変な作業量となります。

そこでLISTIQリサーチでは、別のデータを使って「実際には売れていない商品」を除外する方法を、実験的に設けています。

ランキンググラフはないが売れている商品は以下の特徴があると仮説の元、それらのデータを使って絞り込みをします。

  • 出品者数の増減がある
  • 過去にはランキンググラフがある

手順

  1. カスタマイズの解説を参照して、「出品者数の増減」列と「ランキンググラフの有無」列を追加します
  2. 商品を選択して、から「商品情報・価格」を取得します
  3. 1で追加した列のフィルタを使い、出品者数の増減が少ない、かつ、ランキングが無い商品だけを表示します
  4. 3でフィルタ表示した商品をまとめて除外し、残った商品に対して以降で解説する手順を実行します

ランキンググラフを分類する

販売数が空欄のもののKeepaグラフを見ると、以下の3種類に分かれます。それぞれの対応方法を記載しました。除外すると判断した商品はその場でをクリックして除外をします。

ランキンググラフがあるものグラフから読み取った販売数によって、リストに残すか、除外するかを判断する
ランキンググラフのないものグラフ画像をクリックし、詳細なKeepaグラフを確認し、判断する
Keepaグラフ自体がないものグラフ画像をクリックし、詳細なKeepaグラフを確認し、判断する

詳細なKeepaグラフを確認する

スプレッドシート中のグラフ画像をクリックすると、Keepaのページを開き詳細なグラフを確認することができます。

ここで次の3点の内、いずれかが満たされていれば「実際には売れている」と判断しリストに残し、そうで無い場合は、その商品を手動で除外をします。

1. 出品者数の増減が頻繁にある

Keepaの3段目のグラフに「新品アイテム数」を表示させ、それが画像のように頻繁に増減していれば、そのASINにはランキング情報が欠損しているだけで売れている可能性が高くなります。

2. 1年以内に谷の多いランキンググラフがある

Keepaグラフの表示範囲を「1年間」または「全期間」にします。過去(できれば1年以内)に谷の多いランキングが長い期間で現れれば、実際にはそのままのペースで売れている可能性があります。

3. FBA出品があり、値動きがある

FBA出品がある場合は1段目の価格のグラフ上に「△」がプロットされています。これがあり、かつ価格のグラフに凹凸がある場合には実際に商品が動いていることが予想できます。