購入価格を為替換算しよう(輸出入のみ)

仕入管理シートには、購入した国の現地通貨での「現地購入価格」と、販売国の通貨「購入価格」の2つの購入価格があります。

仕入管理シートに購入した商品を追加した際に、「現地購入価格」が記録されると共に、その時点の為替レートで換算した「購入価格」が記録されます。

輸入の場合、実際の決済時のレートとは異なる可能性があります。ここで説明する方法で手動で為替レートを指定して正確な「購入価格」を再計算できます。これにより正確な在庫金額や仕入原価を管理できます。

輸出の場合は、仕入れを日本円で行うため、決済時の為替レートは必要ありません。ただし、LISTIQでは在庫金額や仕入原価を販売国の通貨で行うため、為替レートが変動するとこれらの金額も変動します。

このため、LISTIQ欧米輸出版では「現地購入価格」を元に販売国通貨の「購入価格」を、毎日0時ごろに自動的に再計算します。

購入価格を手動換算

購入価格を換算する商品を選択し、の中から「購入価格を手動換算」ダイアログを開きます。

換算をする方法は次の2通りがあります。

レートを指定

円に対する通貨が1単位あたり日本円でいくらかを指定します(輸入の場合は購入国の通貨、輸出の場合は販売国の通貨を指定)。

例:アメリカドルの場合、1ドル⚪︎⚪︎円かを指定

空欄にした場合には現在の為替レートを用いて換算します。

総額を指定

日本円の支払い総額を指定して、それを選択中の商品の現地購入金額の比率で按分します。

例えば、クレジットカードの請求金額を指定して、購入した商品に割り当てる使い方ができます。

その他原価の現地金額(輸出のみ)

輸出の場合、購入金額以外にも国際送料、関税などのその他の原価を、日本円で支払いを行うが原価計算は販売国通貨で行います。このため同様に為替に従い原価が変動します。

具体的には以下の列は仕入国(現地)通貨から販売国通貨の換算を自動的に行います。

  • 国際送料
  • 関税
  • その他費用