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在庫の回転率・回収率を確認しよう
「資産推移」シートでは、総資産の把握に加えて、現在の在庫に対して回転率、回収率、在庫日数の割合など、在庫の評価が可能です。
これらの在庫の評価は、月末時点で取得された在庫高を用いて自動的に計算されます。
在庫月数
現在庫がいつ仕入れをしたものか、その分布を示した指標です。
LISTIQレポートでは、
- 3ヶ月以内
- 4-6ヶ月
- 7ヶ月以降
の3段階に分け、それぞれの割合を表示します。
もちろん3ヶ月以内の在庫割合が多いほど不良在庫がなく健全です。
回転率
現在の在庫が、きちんと売れて手元に残らず出て行っているか、在庫の健全性を表す指標です。
LISTIQレポートでは次の式で計算します。
当月の回転率 = 当月の販売原価 / 当月の平均在庫高(販売中)
平均在庫高は、(月初在庫高 + 月末在庫高)/2で計算します。ここでの在庫高は販売中の商品のみを対象とします。
単純化して言うと、その月の販売中の在庫がその月に全て売れた場合には回転率は100%になり、半分売れた場合には50%となります。
回収率
各月の仕入れに使った金額が、売上としてどれだけ回収できた(入金される状態になった)か、キャッシュフローの良し悪しを表す指標です。
LISTIQレポートでは、各月について次の式で計算します。
当月の回収率 = 当月の仕入れの回収金額 / 当月の仕入高
仕入れの回収金額とは、その仕入分の「売上高 – 販売手数料」で、売上から発生する入金額です。
回収率は各月の仕入れごとに計算します。
下記の表の例で説明すると、2021/04の仕入れ金額は1,420,486円で、この仕入れから生じる売上と販売手数料を集計したところ、5月末の時点で66.04%を回収しています。さらに詳しく見ると、仕入れを行った4月には12.83%、その次の月の5月には53.21%を回収しており、この合計が66.04%です。
また、「仕入金額」列の上部にある列の開閉ボタンをクリックすると、回収率に対応する回収金額を確認することができます。
一般に、仕入れの翌月で66%、翌々月で100%を超えていればキャッシュフローとして問題がないと言われています。