返品を処理しよう

顧客からの返品・返金が発生すると、LISTIQレポート上では、「残数」列が「返金」となる行が追加されます。

このページではこの行の見方と、その後の経理処理について説明します。

目次

「返金」行の見方

「返金」行は、全ての金額がマイナスで計上されます。また、「注文ID」は販売時と同じ値が入ります。

以下のように、販売時の売上と経費を打ち消すように返品時の金額が入ります。

返金の「注文ID」でフィルタすると、販売時と返金時の二行が表示される

「販売価格」がマイナスなのは、一度入ってきた売上が戻されることを意味しています。全額返金の場合は、同額のマイナスになり、一部返金の場合は、販売時の販売価格よりも少ない金額がマイナスになります。

「Amazon手数料」は常に、販売時よりも少ない金額が返金時にはマイナスされます。この差額がAmazonから戻されなかった手数料や返金に関わる手数料になります。

この返金時の「販売価格」から「Amazon手数料」を引いたものが、売上から戻される金額になります。

「購入金額」(輸出入の場合、「国際送料」「関税・消費税」も)は販売原価=仕入経費ですので、これらがマイナスされるということは、一度計上した経費を元に戻すということになります。つまり、LISTIQレポートでは、返品された商品の状態がどうであれ、経理上、商品は一度販売前の状態に戻して扱います。

返品なしで返金を行なった場合、販売原価(購入金額」「国際送料」「関税・消費税」)が二重に経費に形状されてしまうため、その返金の行の販売原価の数値を消してください。

経理処理と再出品

その後、返品された商品を経理上処理するかは、商品の状態によって異なります。

販売可の場合

セラーセントラルから返品レポートを確認し、その商品が「販売可」だった場合、そのままFBAの在庫に戻ります(LISTIQマネジメントの在庫数にも反映されます)。

前述の通り、返品時にLISTIQレポートでは経理上、販売前の状態に戻しているので、特に処理は必要がありません

販売不可 → 中古出品の場合

「販売不可」だが、開封しただけなど中古出品可能な場合は、一度商品を手元に戻した後に再出品します。この場合も、仕入経費は販売前の状態に戻しているので、経理上の処理は不要です

なお、中古での再出品の手順は、LISTIQマネジメントの返品された商品の出品方法のページで解説しています。

販売不可 → 廃棄の場合

「販売不可」で商品に不具合があるなどの場合、そのまま商品を廃棄します(場合によっては手元に戻して確認します)。

この場合は販売によって原価を経費計上できないので、別途「商品廃棄損」などの経費にします

この廃棄の経費は、LISTIQマネジメントの→「廃棄として売上管理に追加」を実行することで原価がサービス手数料として売上管理シートに追加され、営業利益の計算に含めることができます。

補填について

LISTIQレポートでは、補填された金額を「販売価格」に計上します。

また、「購入金額」(輸出入の場合、「国際送料」「関税・消費税」も)も同時に計上し、商品が販売された場合と同様に販売原価を経費として処理します。

これは、補填が発生するのは、返品後の破損か、FCでの破損・紛失になりますが、いずれの場合にも商品が手元から失われ、仕入高から経費に移るためです。

返品レポート

Amazonの返品レポートの内容は、LISTIQレポートの「返品レポート」シートに自動的に取得されます。

LISTIQレポートに「返品レポート」シートがない場合は、この名称をつけた空白のシートを追加してください。自動的に過去3ヶ月分が取得されます。

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