最新の情報に更新しよう

ここではスプレッドシート上の商品を選択して(情報取得)をクリックし、商品情報を更新する方法について説明します。

LISTIQでは登録済み商品の情報を自動で更新しません。このページで説明するように手動で取得する必要があります。

目次

商品の選択と機能実行

対象商品を選択した状態でをクリックすると、ドロップダウンメニューの中でチェックされたアクションを、オプション内容に従って実行します。実行の結果、選択中の商品の情報が更新されます。

商品を選択(範囲選択、複数選択可)
チェックされたアクション・オプションを実行する

(情報取得)に限らず、アクションボタンエリアに並ぶボタンは、スプレッドシート上でフォーカスのある商品(範囲選択、複数選択可)を対象として機能を実行します。

アクション

「情報取得」のアクションは次の3つです。

商品情報

商品の基本情報(タイトル、画像、重量など)を取得します。また、Keepaグラフも取得します(グラフの取得にトークンは消費しません)

価格

カート価格(なければ最低価格)、セラー数、Amazon手数料、購入価格を取得します。

出品制限

出品制限の有無を取得します。制限がある場合は解除申請ページへのリンクを表示します(リンクがない場合もあります)。

販売数

直近1ヶ月の販売数と、3ヶ月の平均販売数を取得します。同時に、販売時点の最頻価格も計算します。
Keepa APIを用いるため、1ASINあたり1トークン消費します。

「販売数・最頻価格」列では、上段に販売数、下段に最頻価格を表示します

販売数の取得にはKeepa APIのトークンを消費するため、一度に多くの商品の情報を取得する場合には回復待ちが発生するため時間がかかります。
別途、このページの後半で説明する「Product Viewer」を活用することで、待ち時間なく販売数を取得できます。

販売数は、ランキンググラフの谷のカウントのため、高ランキングの商品では正確な値が取得できません。また、バリエーションがある商品はそれらの総数になりますのでご注意ください。

自在庫数

Amazonでの在庫数を取得します(新品のみをカウントします)。

国内販売では販売中のものだけカウントしますが、輸出の場合は販売中に加えて「FC間輸送中」「FC受領中」「FC到着(未受領)」のものもカウントします。
「LISTIQマネジメント」を利用している場合は、販売前の商品もすべてカウントします

自販売数

自身の過去の販売実績として、「最終販売日」、1ヶ月/3ヶ月の「販売個数」「平均価格」「最頻価格」を取得します。

「LISTIQマネジメント」を利用している場合は、「自在庫数」と一緒に最終購入販売実績も取得するため、「自販売数」のオプションは表示されません

ビジネスレポート

「カート獲得率」「ユニットセッション率」「セッション」「ページビュー」などを取得します。

販売時点の最頻価格とは?

Keepaのグラフを解析し、実際に商品が売れた時点での価格を並べ、その中で一番頻度が多かった価格を「販売時点の最頻価格」として「販売数・最頻価格」列に表示します。

(一方で、Keepa APIでは通常、全時点の平均価格を返します。平均価格だと実際には売れていない価格を加味した価格が取得される場合が多々あるため、最頻価格の方が有意義な数字になります)

なお、各販売時点の価格は桁に応じて四捨五入をし、最頻価格を計算しています(例:1986円 → 1990円、14677円 → 14700円)

Keepa APIのトークンの自動回復待ち

販売数の取得には、Keepa APIのトークンを消費します。LISTIQリサーチではトークン不足で処理が止まることのないように、Keepa APIが0になった場合にトークンの回復を待ちながら実行を継続します

Amazon本体の出品

オプション「商品情報」をオンにすると、「Amazon本体」列で出品状態も取得できます。Amazon本体の出品がある場合は以下のいずれかが表示されます。

カート価格

Amazonがカート価格(付近)に価格をつけている場合

高値

現在Amazonの出品があるが、カート価格よりも高い価格をつけている場合

不在

過去3ヶ月の間にAmazonの出品があったが現在は不在の場合

オプション

「情報取得」のアクション「商品情報・価格」と「販売数」には、以下で説明するオプションがあります。

「価格」のオプション

ヨーロッパの価格

欧米輸入SP版のみの機能です。日米Amazonの価格に加えて、ヨーロッパAmazonの価格を取得します(別ページで解説)。

購入カート価格

Keepa APIで購入ASINの価格を取得する場合のみ表示されます。
通常Keepa APIではカート価格ではなく送料を含まない最安価格を取得しますが、このオプションをオンにすると送料を含むカート価格を取得します。
※ ただし、1ASINあたり追加で2トークン消費します

クーポン(USのみ)

Amazon.comで提供されているクーポン(金額(USD)または割引率)をCOUPON_BUY列を表示します。このクーポンは利益計算に用います。ただし、Keepaが最新情報を提供していない場合もあります。
※ Keepa APIを利用するため、USの価格をKeepa APIで取得していない場合は、1商品当たり1トークン消費します。

「販売数」のオプション

レビュー

レビューの総個数とレビューレート(星4.3など)を取得します。
※ ただし、1ASINあたり追加で1トークン消費します

「ビジネスレポート」のオプション

カート獲得率などの各指標の取得期間を指定できます。

  • 1日
  • 1週間
  • 1ヶ月

セラー数

オプション「商品情報・価格」が指定されている場合には、以下の表の通り、セラーの数やセラーごとの最安価格を取得できます。

なお、「FBAセラー数(FBA_NUM)」以外の列は初期状態では存在しないため、それぞれ列を追加する必要があります(列の追加方法についてはこちらを参照してください)。

項目列定義
カート圏のFBAセラー数NUM_FBA
カート圏のFBMセラー数NUM_FBM
カート圏の出品率BOXPRICE_OFFERS_RATE
FBAセラー数NUM_FBA_ALL
FBMセラー数NUM_FBM_ALL
FBAの最安価格PRICE_SELL_FBA
FBMの最安価格PRICE_SELL_FBM

※1 カート圏とはカート価格から10%増までの価格としています(設定シートで設定可能です)。

カート圏の出品率

列のカスタマイズによって「BOXPRICE_OFFERS_RATE」列を追加することで、全FBA出品の内、カート圏内の価格をつけている出品の割合を取得できます。

このカート圏出品率が低い場合は、一部の出品者が追従できない価格まで下げている出品者がいると言うことなので、今後も価格の下落が予想されます。逆にカート圏出品率が100%に近い場合は、価格が安定していることを意味します。

Product Viewerを活用した販売数の取得

を用いて販売数を取得する際にはKeepa APIのトークンを消費するため、一度に多くの商品の情報を取得しようとすると回復待ちが発生し完了まで時間がかかります。

これに対し、Keepaの「Product Viewer」で販売数を含むデータをCSVとして取得し、これを読み込ませることでKeepa APIのトークンの消費なしに販売数を取得することができます。
(実際にはData Access Quotaを消費しますがAPIトークンよりも一度に取得できる量は多くなります)

また、同時に「価格」もCSVから高速で取得できます。

次にその手順を説明します。

STEP
ASINのコピー

販売数を取得したい商品のASIN列を選択し、その値をコピーします。

STEP
Product ViewerにASINのリストを貼り付け

Product Viewerを開き、「A list of Asins…」にASINを貼り付け、「LOAD LIST」をクリックします。改行区切りのASINリストもそのまま貼り付けられます。

STEP
表示列を追加

結果一覧のページ左上の「Configure Columns」をクリックし、表示する列の設定を開きます。この中から「Buy Box 🚚: 30 days avg.」にチェックを入れます。
(一度実行すれば、以降、この手順は必要ありません)

STEP
CSVをダウンロード

同じく左上の「Export」をクリックし、商品情報の載ったCSVファイルをダウンロードします。

「All active columns」を選択してください

Excel等で編集をするとLISTIQが扱えなくなるため、編集せずにSTEP5に進んでください。

STEP
アドオンのテキストエリアにCSVをドラッグ&ドロップ

ダウンロードしたCSVをテキストエリアにドラッグ&ドロップするとCSVの内容がテキストエリアに展開されます。このまま「登録」ボタンをクリックします。

STEP
ダイアログへ入力

価格 、販売数を通常通りAPIで取得するか、今回読み込んだCSVから取得するかを指定し、「上書きのみ」ボタンをクリックすると価格・販売数の更新が開始します。

STEP
(欧米輸出入版のみ) 購入国の価格のCSV登録

購入国の価格もAPIを使わずにKeepa CSVで更新が可能です。

購入ASINのKeepa CSVを取得するには、まず、Keepaサイトの右上から購入国を選択します。その後は、販売国と同様のASINを読み込ませ、Keepa CSVのダウンロードを行います。

購入ASINのKeepa CSVを同様にLISTIQのテキストエリアにドラッグアンドドロップすると、購入ASINの登録用のダイアログが表示されます。

IDの種類から「ASIN」を選択して「実行」ボタンをクリックすると、ASIN一致している商品の購入価格が登録されます。

Keepa APIで通常取得する購入価格は送料抜きの最安価格なのに対して、CSVで取得する購入価格はカート価格になります。

ASIN不一致の商品についても、LISTIQリサーチのリストからコピーしたJAN、UPCをKeepa Product Viewerに読み込ませ取得したCSVを、LISTIQに登録(IDの種類「JAN/EAN/UPC」を選択)することで、購入価格を取得できる場合があります。

APIとCSVで取得できるデータの違い

APIとKeepa CSVではデータの値に差が出る場合があります。

また、CSVから取得したデータには次の違いや制限があります。

  • CSVとLISTIQとでは計算方式が若干異なるため、販売数の値が異なる
  • CSVでは「最頻価格」ではなく「平均価格」が取得される(最頻価格はLISTIQが独自に計算しているため)
  • 価格にはポイントが含まれない
  • Amazon手数料はKeepaが独自に計算したものを使うため正確でない可能性がある
  • FBA数(NUM_FBA)はカート付近だけでなく全FBAセラー数を含む
  • 納期の長いセラーを無視する設定は適用されない
  • 【輸出】Amazon.com以外のAmazon本体の有無が取れない

このようにKeepa CSVは非常に高速でデータ登録ができる一方で、必ずしも正確な利益計算ができない可能性があります。この点ご理解の上、必要に応じてで「価格」を取り直すなどしてご利用ください。

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